1リットルの涙(ちょっとアレンジ)

昨夜、ドラマが2週間分たまってたんで一気に見ました。
そしたら先週話なんですが俺が言われた言葉がそのままそっくりの台詞があったんでビックリしました。
その話を少し。
俺が作った曲も4,50曲くらいありますが、その中の1曲の話です。
今までいろんなことを歌ってきました。愛だの恋だの歌った曲、みんなと楽しみたいなと思って作った曲、ライブだけを想定して作った曲、ライブを考えないで自己満だけで作った曲。
その中で1曲、ある一人の人に書いた曲があります。
同じ人のことを何曲も歌にしたりもしましたが、後にも先にもその人のことを書くのはその曲で最後にしようと最初から決めてました。
別にその曲は"好き"とか"愛してる"とかを言いたい曲ではありません。


その人は俺が出逢った頃から病院ですごしていました。
それなのにすごい明るくて元気でいつも笑っていました。
でもある時、俺がふいに「かわいそうになぁ」って言ったら、
涙流しながら俺に言いました。「同情せんとって!それに不便であって不幸じゃないから!」
同情を嫌う彼女は後にも先にも俺の前で涙を流したのはその時が最後でした。
後になって聞いた話ですがこの先長くないことを彼女は涙を流すどころか、顔色変えることなく受け入れたそうです。そして夜中独り隠れて泣いていたそうです。
だからその話をしたらその親御さんはおどろいてました。
俺なんかよりずっと強くて、俺なんかよりもずっと生きる強さを持った人でした。
そのどこか強さを持った彼女の目に圧倒されました。
海が好きだったので外出許可がたまに出ればいつも海を見に行ってました。
その当時まだ免許もお金も無かったからあまり遠いキレイな海には連れて行ってあげられなかったけど、それでも彼女は心の底から喜んでくれてたと思う。
日に日に衰えていく彼女を俺はしっかりと目をそらさず見てました。
それが彼女から教わった事だと思うから。
やがて彼女はゆっくりと目を閉じました。
あの強くて訴えかけるような強い目がだんだん閉じられていく瞬間が今でも鮮明に蘇ります。
彼女は自分の最期は海が見える場所がいいと言っていたんですが、そうゆうわけにもいかず、病室のベッドの上で静かに息を引き取りました。
だからせめて曲の中だけでもと思い彼女の希望を叶えてあげました。
今ならどこへでも連れてってあげられるのにね、遅すぎたね、ごめん。
海を見ると今でも彼女のことを思い出します。


彼女からいろんなことを教わりました。
生きることの強さを彼女から学びました。
だから精一杯生きていきます。
死にたいくらい辛いこともあるけれどそれが生きるとゆうことだから。
だから"自殺"とか"死ぬ"などと言う言葉を簡単に口にする人間にだけはならない。
みんなもそうであってほしい。


これを書いていいのかどうか迷いましたが、結局書きました。
あまりに1リットルの涙とあいのうたに感化されたんで。笑
それほど大切な曲です。これを読んでまた曲を聴くとまた違った感じになると思います。


ってことで重たい気分のまま行ってきます♪笑